相続問題について

たくさんの札束

司法書士事務所に勤務しているころの経験談です。クライアントの方のほとんどは遺産分割協議や特別受益証明で他の相続人に遺産を譲ることを「相続放棄」という言葉で表現していました。一般的には家庭裁判所の許可を得て相続権を放棄することを「相続放棄」という言葉で表現するのでクライアントの方が「相続放棄」という言葉を使った場合は「相続放棄」の手続きの説明をする必要がありました。負の遺産がない場合や相続人同士の話し合いが可能な場合は遺産分割協議や特別受益証明という言葉を使いますが、お客様の場合はどのような状態でしょうか。というように確認しています。多くのクライアントの方はそれで言葉の意味を理解していただけるので、少しはお役に立てたかなと思います。

相続放棄の手続きを自分で行う場合は収入印紙800円と諸通信費としての郵便切手(各家庭裁判所によって金額、枚数が異なるので事前に確認が必要)の実費のみで手続きが可能です。しかし相続開始後3ヶ月以内という時間制限の中、添付書類の多さや後日裁判所からの確認連絡が煩わしい等の理由で司法書士に依頼するクライアントの方がほとんどです。その場合にかかる手数料は各司法書士事務所によって異なりますがだいたいは実費プラス司法書士報酬として3〜5万円と設定している事務所が多いようです。自分で手続きをする手間の大変さと司法書士報酬を天秤にかけてみてどちらがより負担が少ないか選択することが大切です。自分で手続きをする場合も司法書士に相談にのってもらえる事務所もありますのでそのような方法も検討してみてはいかがでしょうか。